Appleが拡張現実 (AR) 技術に関心を持っていることは周知の事実です。最新のiPad ProにはLiDARセンサーが内蔵されており、AR体験を向上させるのに役立ちます。2020年のiPhoneにも同様の機能が搭載されるのではないかと言われている他、Appleは実際にARヘッドセットの開発を進めており、2022年には登場するのではないかという噂もあります。

MacRumorsが入手した写真によると、Appleの噂のARヘッドセットが具体化し始めている様子が見て取れます。このコントローラーはVRヘッドセット「HTC Vive Focus」に付属するコントローラーとデザインが似ています。2017年の噂では、AppleがHTC Viveを内部テストで使用しているとされていたので、それほど驚くことではありません。

このコントローラが、開発中とされているAR/VRヘッドセットの実際のコントローラになるとは言えませんが、MacRumorsは「このコントローラはテスト用で、最終製品ははるかに洗練されたデザインになる」と推測しています。

ただ、ARヘッドセットに付属するコントローラ、というのは少し奇妙とも言えます。ARはメガネのようなデバイスですから、屋外など移動中に使えることも想定利用シーンの一つのはずです。もし屋外でヘッドセットを着用して、実際にコントローラーも持つ人がいるとしたら、ほとんどの人が手にコントローラーを持ちながら移動することになります。もちろん、ヘッドセットがiPhoneでも制御できるようであれば、コントローラーは屋内専用として設計しているのかもしれません。

いずれにしても、現時点ではすべて推測の域を出ておらず、まだ2年後の話ということを頭の片隅に置いておきましょう。

この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。
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