新型コロナウイルス感染症の影響で、世界中、特に中国の企業の多くが一時的に操業停止などを余儀なくされています。Foxconnも影響を受けている企業の一つでしたが、ロイターの報道によれば、同社はコロナショック前の状態に戻ったということです。
ロイターはFoxconnの創始者であるTerry Guo氏に取材し、部品供給は中国とベトナムの工場で通常の状態に戻ったというコメントを得ました。同氏は、日本と韓国をベースとするサプライチェーンが懸念事項であるとしつつも、Foxconnの操業の再開は自分たちの期待を超えたと話しています。
これは日本と韓国ではいまだに新型コロナウイルスが感染拡大を続けており、その一方で中国では最近は感染者の報告件数が少なくなってきて、状況がある程度安定したからです。今のところ、Foxconnの創業再開がAppleに与える影響は分かりません。
Foxconnは、Apple製品の多くの部品を製造するパートナー企業として知られています。これまでのところ、iPhone SE 2の出荷が遅れる可能性などが報じられていますが、同社の復活で状況がどう変わるか注視している必要がありそうです。
この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。
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