TeslaのCEOである、イーロン・マスク氏によると、旧型のTesla車は、今年中に同社が自社開発した新型の自動運転チップに載せ替える可能性が高そうです。これは、既存モデルのアップグレードを検討しているのかというTwitterの質問に答えたものです。
マスク氏は、「おそらく第4四半期末には」と回答しています。Teslaによると、この完全自動運転チップは初めて自社開発したもののようです。NVIDIA製チップの21倍のパフォーマンスを提供するとしています。
End of Q4, most likely
— Elon Musk (@elonmusk) 2019年7月8日
Teslaは新型チップを、Model S、Model X、Model 3の各車種に搭載して出荷しており、今後は古いチップが搭載されている50万人以上の顧客にアップグレードとして提供する予定のようです。マスク氏は以前、このチップは完全な自動運転が可能であり、ソフトウェアが追いつき次第自動運転が実現すると主張しています。
Tesla車に搭載されるアップグレードされたフル自動運転コンピュータは、冗長性として2基搭載されるようです。同社によると、自社開発チップはNVIDIAよりも遥かに高性能で、消費電力はNVIDIAよりわずかに高いレベルでとどまっており、NVIDIAのチップよりも20%割安としています。Teslaの全自動運転アドオンパッケージを導入したユーザーであれば、今回のアップグレードを無料で受けられるようです。
この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。
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