アメリカによるファーウェイへの禁輸措置は、世界で最も急成長しているスマートフォン企業の一社にスパナを放り投げたようなものです。同社は、この措置が当初の予想よりも悪影響を及ぼしていることを示す数字を発表しました。同社は売上予測を300億ドル、今年の出荷台数を6000万台下方修正しました。
ファーウェイの創設者兼CEOのRen Zhengfei氏は、収益が300億ドル(約3.26兆円)減少するとしており、「これほど多面的に攻撃されるとは思ってもいなかった」と述べた一方、ファーウェイは2021年に事業が回復する可能性があるとの見方を示しています。
ファーウェイが禁止措置の影響を具体的に示したのはこれが初めてです。政府の特別許可がない限り、米国のサプライヤーはファーウェイと取引できません。その結果、ファーウェイはAndroidへのアクセスを制限され、Facebookでさえファーウェイのスマホにアプリをプリインストールしないと表明しています。
しかし、同社は他の地域で驚異的な成長を遂げており、世界のスマートフォンベンダーのトップとしてサムスンに取って代わるという目標に向かっていました。しかし今、ファーウェイは不可能かもしれないと感じ始めています。Bloombergの記事によると、同社は今年の出荷台数を4000万〜6000万台減らす予定だとしています。
編集部が日本向けに翻訳編集したものです
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