インターネットが始まって以来、ほとんどの場合でWebブラウザは無料で提供されてきました。これはAppleやMicrosoftなどがPC(OS)にブラウザをバンドルしてきたからで、ここにサードパーティ製のブラウザが有料で参入する余地はないように思えます。

しかし、Mozillaはドイツメディアのインタビューに対し、今秋にFirefoxの有料版を提供する予定だと明かしました。まず大事なことは、現状のFirefoxを課金モデルにしようということではないということです。

同社のCEOによると、「現時点で無料で提供しているものを有料にする気は全くない。われわれは、サブスクリプションサービスを開始することでプレミアムなものを提供しようと考えている。そのサービスの第1弾は今秋、具体的には10月をめどとして提供していきたい」と話しています。

MozillaはVPNやセキュアなクラウドストレージなどの機能を、有料版サービスとして提供することを考えているようです。つまり、これらの機能が必要ないという人や、すでに自身でVPNなどに課金している人は、これまで通り無料版の利用を続ければいいということです。

価格については今のところ明かしておらず、提供時期が近づくになるにつれて明らかになると思われます。

この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。

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