これまでもNewsアプリは存在しました。存在したものの、ただの最新情報を集約したアプリだったはずです。新しい「Apple News+」と呼ばれるサービスは、Textureの買収によるもので、米国では「雑誌版Netflix」としてよく説明されていました。日本で言う「dマガジン」といったところでしょうか。

それをAppleが提供するんですからラインナップはすごいはず。実際、Apple News +は、契約者に対して300以上の雑誌を提供します。Time誌やNational Geographicといった日本でもおなじみの雑誌をはじめ、InStyleやPopular Science、Reader’s Digestなど、非常に人気の高いタイトルがラインナップに含まれています。

現行のNewsアプリは無料ですし、このアプリ自体はなくなるわけではありません。Apple News+アプリの面白い点は、雑誌の「ライブ表紙」が見られるところ。基本的にアニメ化されており、内容がざっくりわかる仕掛けです。Appleは、ニュースへのアプローチについて、競合他社がテクノロジー化を進めるのに対して、人間によるキュレーションに大きく依存しています。特に「First Look」セクションでは、人が作成したコンテンツが強調表示されます。

一人ひとりに対してパーソナライズされたストーリーも提供されますが、こちらもGoogleなどの競合他社と異なり、サーバーではなくデバイス側で生成され、個人情報を守ります。Appleらしい気遣いですね。Apple News +の購読料は月額9.99ドルで、家族とも共有できます。アメリカとカナダで今日から、英語とフランス語の言語で利用可能です。日本でも提供されないかな…。

この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。

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