MWC 2019でソニーは、フラグシップスマートフォンのXperia 1と、ミッドレンジのXperia 10と10 Plusをついに発表しました。しかし、その発表の中で(フレキシブルディスプレイやノッチを隠す方法は別として)5Gに関する言及はあまりありませんでした。しかし同社は、ブースでしれっと5Gのプロトタイプを公開していたんです。

Pocket-lintによれば、同社はほとんど5Gスマホについて言及しておらず、このブースでのプロトタイプの公開も、単にソニーのビジネスパートナーに見せるために使用された、と言ってよさそうです。消費者にはあまり見られない可能性が高いわけですが、まあこうして記事になりますよね…。

トップの写真は、デザイン的に何か特徴があるわけでもなく、これが最終製品になるのか、それともソニーが5Gに対応した試作機としているのか詳細は不明です。当然のことながら問題のデバイスはSnapdragon 855とX50 5Gモデムを搭載しており、それ以外はどういった特徴があるのかわかりません。

同社のグローバルコミュニケーションチームの一員であるSonyのAdam Marsh氏によると、問題のデバイスは商用製品ではなく5Gのテスト用です。「製品(同社)は、消費者テスト、ネットワークテスト、および経験テストを行うためにそれを使用している特定の主要顧客との試験で使用しています」。そうは言っても、ソニーが最終的に市販の5Gスマートフォンを発売するのは想像に難くないわけです。今回のXperia 1はここ最近のXperiaの中ではかなり好意的に見られている印象を受けるソニーですが、真に「復活した」と言える状況とは言えません。5Gスマホへの対応も、早め早めに頑張ってほしいものですね。

この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。

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