自動運転車には、自律移動したり、障害物を検出したりするのに役立つセンサー技術が数多く組み込まれています。そのなかの一つに障害物との距離を測定に使われるレーザーシステム「LiDAR」があります。これらのレーザーは人間の目には安全だと評価されていますが、残念ながらカメラにとっては安全ではないかもしれません。
これは、CES 2019のRidecellで、エンジニアのJit Ray Chowdhury氏が自動運転車を撮っていたとき、写真に明るい紫色の線を発見したのです。Chowdhury氏によると、「すべての写真にその斑点が出てしまっていた。レンズキャップでカメラを覆ったところ、その斑点はセンサーが焼き付いたものだとわかった」と述べています。
1998ドルのカメラに損傷を与えたのは、車に採用されたLiDARシステムの可能性があります。車自体はAEyeのレーザーシステムを使用しており、CEOのLuis Dussan氏は同社のレーザーは人間の目には安全だと語ったが、カメラはより敏感であるため、レーザーはカメラに悪影響を与える可能性があるとしています。
なお、AEyeはこの事件以降、Chowdhury氏に新しいカメラを買うことを申し出ており、この物語はハッピーエンドで終結しました。
@CES @AEyeInc Aeye LIDAR damaged my DSLR, they are not safe to be photographed. Neither was I warned when I took permission for photo nor this happened with any other LIDAR. See the red spots, they are permanent damages. pic.twitter.com/WlvJtCH3rd
— Jit Ray Chowdhury (@jitrc) 2019年1月9日
この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。
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