Pixel 3について最低限知っておくべきこと

Googleは同社ブランドのスマートフォンであるPixel 3を発表しました。Pixel 3は、Pixelシリーズの特徴である基礎の強さを基に作られています。それは先端をいくカメラパフォーマンスや、ピュアなAndroid OS、そしてすっきりとしたインダストリアルデザインです。しかしGoogleは、独自の戦略的な立場を進めながら、大部分のエクスペリエンスを改善すべく、新たな領域への限界に挑んできました。

カメラ


Pixelのカメラ性能は、同シリーズのユーザーにとって最大の関心ごとだといえます。GoogleはPixel 3に搭載した背面のシングルカメラにAIを適用し、ソフトウェア的にチューニングしたとしています。これは、複数のカメラモジュールを搭載するHuawei P20 ProやLG V40などとは対照的なアプローチです。

Pixel 3のカメラ機能の中でも特に目を引くのが「Top Shot」と「Night Shot」です。Top Shotはシャッターボタンを押す前から連写する機能で、途中で目をつぶってしまっていたりしても、Pixel 3が連写した画像の中から全員が笑顔になっているような最適な画像を探し出すというものです。

Night Shotは、低照度の条件下であってもAIがシーンを判断し、自動で明るくしてくれるというもの。実際にどのような写真が撮れるのかは今後のレビューに期待ですが、基本的には、より「芸術的」な低照度撮影が可能になるということです。この機能の裏側にある仕組みは健全です。機械学習によりこの手の画像をより良くするのは可能だとわれわれは知っていて、どれほど行うのかというのが問題なのです。

Googleは膨大な量のデータや、賢い研究者、計算能力を持つため、画像処理を行う会社の中ではかなり先進的です。そのため、これら2つの機能については期待していいでしょう。また、Night Shotは来月Pixel 3に実装される予定で、従来のPixelシリーズにも同様に配信されるといいます。

Super-Res Zoomは、専用のズームレンズをアルゴリズムに置き換える機能です。この機能では、バーストモードで連写した写真を統合し、アルゴリズムでイメージプロセシングすることで優れたズーム写真を得るというものです。

この種のアルゴリズムは宇宙の調査や、衛星、軍用機、ドローンといった軍事用途で生まれました。Pixel 3はこの処理をデバイス上でリアルタイムに可能にするほどパワフルになっており、これはPixelシリーズ専用に作られたPixel Visual Coreチップが処理を担っているからです。

デュアルセルフィーカメラ


Pixel 3はフロントにデュアルカメラを搭載しました。一般に、OEMは彼らがターゲットとするユーザーに応じて広角なレンズかポートレートが撮れる望遠レンズかを選ぶ必要があります。しかし実際にはこのどちらもユーザーから必要とされており、2つの画角のレンズを搭載するのは理にかなっているといえます。

Pixel StandでPixel 3がGoogle Home Hubに

スマートフォンは充電中には一般的に役に立ちませんが、Pixel 3はPixel Standに立て掛けて充電することにより、ボイスコマンドをいつでも受け付けるスマートスピーカーのようになります。

これはとても良いアイデアで、専用のGoogle Home Hubがなくても同様のエクスペリエンスをより多くのユーザーに届けるのに完璧に適しているといえます。これで体験し、もしもっと大きなスクリーンのスマートスピーカーデバイスが欲しくなったのなら、Google Home Hubを買えばいいのです。

ハードウェア


Pixel 3には5.5インチと6.3インチのディスプレイのモデルがあります。SoCはSnapdragon 845で、イメージセンサーは像面位相差AFに対応。光学手ぶれ補正と電子手ぶれ補正も備えています。その他のスペックは以下の通り。

まとめと価格

5.5インチモデルが799ドル、6.3インチモデルが899ドルとなっており、とても高価な他社のハイエンドスマートフォンに対する素晴らしい選択肢となっています。iPhone XRと比較しても、価格面についてPixel 3のほうが安く、Googleはここに主なターゲットを持ってきていると思われます。

一方で他社のAndoridスマートフォンと比べると、Androidはすぐに価格が下がるため、競争は激しくなります。ピュアなAndroidプラットフォームや、Googleのサービスとの緊密な連携は他社にはなかなかできないことで、頻繁かつ迅速なアップデートや長いサポート期間もPixel 3の強みとなるでしょう。

編集部が日本向けに翻訳編集したものです

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