Androidの共同設立者であるAndy Rubin氏のスマートフォン会社Essentialは、今までにたった1台のデバイス、Essential Phoneを発売したばかりであり、2018年に後続品が発売されると期待されていましたが、それどころか最近の報告は反対のようです。Essential社はこの端末を販売中止し、他社へ売りに出していると見られています。このような一連の話にも関わらず、同社は6月7日、Essential Phone用のAndroid Pベータ版をリリースしました。

Essential Phoneは、Googleのモバイルプラットフォームの次期主要なバージョンであるAndroid Pの公式ベータ版と、Google社のPixel以外で互換性のある携帯電話の数少ない端末の1つです。

Essential社はそれをAndroid PのBeta 1と呼んでいますが、実際にはGoogleが直近にリリースした2番目のAndroid Pベータに似ていることが確認されました。ベータ版のAndroid Pの機能とは別に、このアップデートでは、Essential Phoneについてディスプレイの明るさのレンジや、セキュリティパッチ、安定性の修正などが改善されています。

ベータ版のため、これがすべてのEssential Phoneに提供されることはありません。Android P Developer Previewにサインアップしたユーザーだけがベータリリースを取得できます。ベータ版では、Essential Phoneの所有者は、より早く自分の携帯電話でAndroidの最新版を試すことができます。Googleは今年後半にAndroid Pをリリースする予定ですが、OEMパートナーにアップデートを準備してもらい、その上で互換性のあるデバイスを発売するのには時間がかかると思われます。

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原文著者:Adnan Farooqui

http://www.ubergizmo.com/2018/06/essential-phone-android-p-beta-released/