ドローンを活用した物流という考え方は新しいものではなく、かといって現実的な目線で見てもかなり道理にかなっています。ドローンは、オートバイや自動車、トラックなどと同じような渋滞に対応する必要はありません。つまり、理論的には、商品が顧客の手に渡るのはずっと速いはずです。

ですから、ドローンが食品を運搬することは大変納得がいくわけです。中国で試験している民間の食品配達会社「Ele.me」は、上海の工業地帯でドローン配送する為の承認を得ました。

同社のプラットフォームを使用して発注する顧客に対し、注文を確認してから20分以内に、新たに承認された17のルートから食品が到着します。Ele.me社によると、新しいルートでは58平方キロメートルの面積をカバーし、上海金山工業団地内で事業を行っている100以上の商人に利益をもたらすと言われています。

ドローンを用いることでより迅速に配達できるだけでなく、コストも節約できるとEle.meは推測しています。ドローンを使用すると、配達スタッフはルートの15%を走らせるだけで済むため、配達車両の消耗を減らし、燃料と時間は配達を増やすために使用できます。

編集部が日本向けに翻訳編集したものです

原文はこちら