Appleは、2026年春に配信予定の「iOS 26.4」で、新たに9種類の絵文字を追加する見込みだ。これらはUnicode Consortiumが承認した「Unicode 17.0」に基づくもので、トロンボーン、宝箱、歪んだ顔、ファイトクラウド、リンゴの芯、シャチ、ビッグフットを想起させる毛むくじゃらの生物、バレリーナ、地滑りなど、多彩なジャンルが含まれている。

新絵文字は、iOSの標準キーボードを通じて利用可能となり、メッセージアプリやSNSなど、Unicode 17.0に対応した他プラットフォームでも正しく表示される。Appleは毎年春の中間アップデートで絵文字を追加する傾向があり、過去にもiOS 18.4などで同様の更新が行われてきた。

中でも注目されているのが「Distorted Face(歪んだ顔)」で、Discordなどで人気のある表情を彷彿とさせるデザインを、Apple独自の絵文字スタイルで正式に採用する予定だ。これにより、ネット文化由来の表現が公式Unicode絵文字として定着することになる。

一方、近年のiPhoneでは、Apple独自の生成AI機能「Genmoji」により、ユーザーがオリジナルの絵文字を生成できるようになっている。ただしGenmojiはApple環境内に限定され、他プラットフォームでは同じように表示されないという制約がある。その点、今回追加される9種類の絵文字は国際標準に準拠しており、デバイスやOSを越えた互換性が確保される。

Unicode 17.0対応の普及が進めば、これらの新絵文字は世界中で共通の表現手段として使われることになる。iOS 26.4は、絵文字表現の幅をさらに広げるアップデートとなりそうだ。