CES 2026で発表された「NXTPAPER 70 Pro」は、目に優しい表示体験を軸に進化を遂げたAndroidスマートフォンだ。 TCLが展開するNXTPAPERシリーズの最新モデルで、第4世代となる「NXTPAPER 4.0」を採用。最大の特徴は、物理キー「NXTPAPERキー」によって表示モードを瞬時に切り替えられる点にある。

表示モードは「カラーペーパーモード」「インクペーパーモード」「マックスインクモード」の3種類。特にマックスインクモードでは画面がモノクロの紙のような表示に変化し、最大7日間の読書利用、待受では最大26日間という長時間駆動を実現する。集中して読むための専用モードとして設計されており、読書体験を重視するユーザーに強く訴求する仕様だ。
また、AI機能の統合も本機の大きな進化点となっている。AIによる要約やQ&A、オーディオブック化、ポッドキャスト機能などを搭載し、あらかじめ読書向けコンテンツもプリインストール。必要に応じて通常のフルカラーモードへ即座に戻せるため、実用性と没入感の両立が図られている。
ディスプレイ面では、TÜVおよびSGS認証を取得した7つのアイケア技術を採用。ナノマトリクスリソグラフィーによる反射低減に加え、ハードウェアレベルでのブルーライト抑制により有害光は最小3.41%まで低減されている。DC調光によるフリッカーフリー表示や、周囲光に配慮した自然な発色も特徴だ。
性能面ではMediaTek Dimensity 7300を搭載し、5200mAhバッテリーと33W急速充電に対応。カメラは50MPのOIS対応メインカメラと32MPのフロントカメラを備え、独自の「MuseFilm」技術により動画・夜景撮影も強化されている。IP68の防水防塵や最大24GB相当のRAM拡張など、日常利用に十分なスペックを確保した。
価格は256GBモデルで339ユーロから。読書体験を主軸に、AIと長時間駆動を融合させたNXTPAPER 70 Proは、“目に優しいスマホ”という独自ポジションをさらに明確にする一台と言えるだろう。























