AppleはWindows向け「iCloud for Windows」アプリを更新し、FirefoxブラウザでiCloud Passwordsを使った自動入力が公式に可能となりました。これにより、ChromeやEdgeだけでなく、Mozilla FirefoxでもWebサイトのログイン情報をiCloud Keychainから直接読み出せるようになりました。
🧩 これまでと何が違うのか？
•2024年末にはFirefox向け拡張機能が公開されていましたが、Windows版では動作が不安定で、実用できない状態が続いていました。
•今回のアップデートで、Windows版こそが正式にサポート対象となり、Chrome／Edgeと同等の操作感でFirefoxでも使えるようになりました。
⚙️ 対応環境と条件
•対応OSはWindows 11のみと報告されており、Windows 10では現時点で導入不可との声が複数確認されています。
•使用には、Microsoft Store経由でインストールした「iCloud for Windows」アプリと、Firefox用「iCloud Passwords」拡張の両方が必要です。
💬 実際の利用者の声
Redditの報告によると、以下のような反応が見られました：
“ChromeやEdgeを使っていたが、やっとFirefoxでiCloud Passwordsが使えるようになった” 
一方、Windows 10を使うユーザーからは「機能が表示されない」「動作しない」との意見もあり、環境依存であるとの課題も浮き彫りになっています。
✅ まとめ：選択肢が広がったAppleエコシステムの利便性向上
•Firefoxユーザーにとって、Windows環境でもiCloudのログイン管理が可能になり、EdgeやChromeに限定されないエコシステム利用が現実のものになった。
•ただし現状ではWindows 11限定であるため、Windows 10ユーザーや非公式サポート環境では引き続き利用が難しい点は留意すべき。
•今後の対応OS拡充やSafari以外でのエコシステム展開において、Appleがどこまで柔軟な姿勢を示すかが注目されます。
Firefoxを好むWindowsユーザーにとっては朗報であり、Apple／Windows／Mozillaの三者が相互に協調する一歩とも言えるアップデートです。今後の拡張計画やサポート範囲の拡大にも注目したいところです。
