Spotifyは、Android Auto対応アプリをバージョン9.0.58.596にアップデートし、Google I/O 2025で発表された新機能「Jam」と新UIを正式導入しました。
🎵 Jam：ドライバーも乗員も主役になれる新体験
「Jam」は、ドライバーが“ホスト”となって車内大セッションを実現する機能です。再生画面にQRコードが表示され、乗員はスマホでスキャンして即参加。リアルタイムでキューに楽曲追加が可能で、ホストは曲の承認・削除・参加者排除も一括管理でき、安全かつ煩雑さの少ない共同セッションが実現しました。
🔄 UI刷新：視認性と操作性の大幅改善
新版では以下の変更が加えられ、走行中の使いやすさが向上しています：
•Downloadedタブの常時表示：オフライン楽曲を一目で把握。通信圏外でも安。
•オフライン楽曲のビジュアル表示：ダウンロード済みかどうかがわかりやすく区別。
•浮動検索ボタン：画面上に常に検索アイコンがあり、キーワード入力で曲やアルバムを素早く呼び出せるように。
これにより、声だけに頼らない直感的な操作が可能となり、運転に集中しつつ安全に操作できる構成になりました。
🌍 今後の展開と競合アプリへの影響
このSpotifyの刷新はAndroid Autoの新しいメディアアプリ基準への対応だけでなく、Amazon MusicやYouTube Musicといった主要ストリーミングアプリにも導入される方向です。Google I/Oでは他に、Android Autoでのブラウザ・動画アプリ対応やライトテーマ導入も発表されており、車載プラットフォームの体験拡張がおこなわれています。
✅ まとめ：ついに“みんなでDJ”が可能に
Spotifyの最新版で、スマートで安全性の高いUIに加え、乗員が自由に楽曲を提案できる「Jam」機能を搭載。これは単なる音楽再生ではなく「運転と音楽を“共創する空間”」へと進化させる一手です。ダウンロード管理と検索性も大幅に改善されており、通信の不安定な道路でもストレスフリー。今後は他の音楽サービスにも波及すると見られ、車載エンタメ市場での新基準となるアップデートと言えます。
