Xiaomiは最新の家庭向けエアコン「Mijia Air Conditioner Pro Super Energy Saving Vertical 2HP」を発表しました。2馬力縦型タワースタイルのモデルで、特にAIによる制御とエネルギー効率を強化した点が注目されています。
AIによる“見えない賢さ”で最大40%節電
Xiaomi独自のディープラーニングアルゴリズムを搭載し、気温や湿度、室内環境に合わせて運転モードを最適化。結果として、省エネ率は最大40%に達し、中国の最上位エネルギークラス「Super Class 1」を取得しています。
大型送風×遠距離冷暖房
毎分最大1,560 m³の大風量を誇り、181 mmの幅広エアアウトレットと115°の送風角度により、最大13メートル先まで風を届ける設計です。冷房・暖房ともに広い範囲をしっかりカバーできます。
四季や気候に対応する広い動作レンジ
動作温度はマイナス35~摂氏65度の幅広い領域に対応し、極寒・猛暑の環境でも快適な温度制御を維持。幅広い地域で安定したパフォーマンスを発揮します。
スマートホーム連携&OTA更新
XiaomiのHyperOSと統合され、Xiaomi Connect(旧Mi Home)アプリからAI節電モードや運転状況を簡単に切り替え可能。さらにOTA(Over‑The‑Air)アップデートで、AI機能や性能を継続的に改善できます ()。音声操作にも対応し、スマートスピーカー経由での遠隔操作も可能です。
清潔設計と静音運転
セルフクリーニング機能を搭載し、内部の蒸発器や凝縮器を自動で除菌・乾燥することで、カビや雑菌の発生を抑制。ノイズレベルは38~42dB程度と静かで、寝室やリビングでも気になりません。
価格と展開状況
中国では先行予約価格4,599元(約642ドル/約9万円前後)、一般販売価格5,499元(約767ドル)で提供中。ただし、現時点ではアジア市場向け展開となっており、欧米市場での販売予定は未定です。
スマート×省エネ×スタイリッシュ
Xiaomiの新型タワー型エアコンは、AIによる「環境に学ぶ省エネ運転」、広範囲へ届くパワフルな風、スマートホームとの連携、清潔設計という4つの武器を持ち、合理性を重視する現代家庭にぴったりの家電と言えます。縦型デザインも空間に溶け込みやすく、従来の壁掛け型では得られない設置の自由度も魅力です。
一方で、グローバル展開が限定的で、中国以外では声やスマート機能が一部制限される可能性がある点は注意点。Xiaomiエコシステムをすでに構築済みのユーザーや、これからスマート家電導入を考えているユーザーには、注目すべき一本といえるでしょう。