Samsungは、Gear VR以来となる新しいAR/VRデバイスの開発に取り組んでいると報じられています。同社は詳細についてはこれまで沈黙を保っていましたが、最近の報道によって計画が明らかになっています。当初、Samsungはこのデバイスを2024年第1四半期に発売し、AppleのVision Proに対抗する予定でしたが、リリースは遅れ、開発者向けバージョンは2024年後半に、一般向けリリースは2025年になる可能性が高いと、同社の最新の収益報告で伝えられています。
デバイスのデザインや仕様に関する詳細はまだ乏しいものの、Samsungがソフトウェアの面でGoogleと、チップセットの面でQualcommと協力していることが分かっています。91Mobilesが発見した特許出願によると、このデバイスはスマートグラスのようなフォームファクタとヘッドマウント型バージョンの両方を備えた複合現実体験を提供すると予想されています。
この特許は、デバイスが拡張現実と仮想現実を組み合わせ、ユーザーがその二つを切り替えることができることを示唆しています。また、AppleのVision Proに似た機能を提供し、ユーザーの環境に隠れたオブジェクトやデジタルオーバーレイを表示することが可能になるかもしれません。さらに、このデバイスはEthernet、Wi-Fi、Bluetooth、5Gなど、さまざまな接続オプションをサポートし、他のデバイスとの統合が可能になる可能性があります。
この特許は、バッテリーモジュール、アンテナ、光学デバイス、スピーカー、マイクなどの機能を示唆していますが、デバイスが内部バッテリーで駆動されるのか、外部電源を必要とするのかは不明です。具体的な情報は不足していますが、Googleとの協力により、ソフトウェアの体験が充実したものになることが期待されます。