最高の機能が満載で799ドルのフラッグシップ

良い点 悪い点
美しい6.7インチのpOLED 165Hzディスプレイ 光学ズームは2倍のみ
強力なSnapdragon 8 Gen 2 OIS対応は広角カメラのみ
68W 急速充電アダプタ付属(約40ドル相当) RAMオプションは8GBのみ
ワイヤレス充電対応
IP68防水
CAMERA HWの高いスコア:172
品質に対して魅力的な価格

 


Edge Plus(2022)とEdge 30 Ultra(2022)の後継モデルとなる、新しい「Motorola Edge Plus(2023)」は、数ヶ月前に発売されたGoogle Pixel 7 Pro(899ドル)やOnePlus 11(699ドル)と真っ向から競合するデバイスとなりそうです。

Edge Plus(2023)は、8GBのRAMと256GBのストレージ(512GBモデルもあり)を備えたエントリーモデルの価格が799ドルで、Snapdragon 8 Gen 2、6.7インチでリフレッシュレート165Hzの大型で高品質なFHD+ディスプレイ(Dolby Vision認証)、50MPのメインセンサーを備えたトリプルカメラ、60MPの高画素セルフィーカメラ、急速充電及びワイヤレス充電対応、68W充電アダプタ同梱、IP68の防水防塵性能といった、Androidのフラッグシップスマートフォンが備える特徴や機能をほぼ全て網羅しています。また、通信面では、5G、Wi-Fi 6E、Wi-Fi 7をサポートします。

CAMERA HWスコアに照らしてカメラハードウェアの性能を見てみると、この価格にも関わらず、Motorolaの新型フラッグシップはSmasung Galaxy S23の優れた代替品となるかもしれません。このSamsungのデバイスは2月に999ドルで発売されましたが、ディスプレイはより小さく(6.1インチ)、リフレッシュレートはより遅く(120Hz)、充電速度も劣り、充電アダプタも付属しません。

筆者は今回、シカゴのMotorola本社で同デバイスを手に入れる機会がありましたので、ファーストインプレッションをお伝えしたいと思います。

 

デザイン


プレゼンテーションの中で、Motorolaの広報担当者は、フロントパネルとバックパネルの両方にGorilla Glass Victusが使用され、アルミニウムフレームで包まれた新しいEdge Plusの”4辺曲面ガラスデザイン”を宣伝しました。用意されている本体カラーオプションは1種類のみで、写真に写っているInterstellar Blackになります。

Edge Plus 2023は、水深1.5mの真水に最長30分浸けても使用可能で防塵・防砂性を備えたIP68認定によって、フラッグシップの称号を確かなものにしています。

価格と販売状況
新しいMotorola Edge Plus 2023は、5月25日にBest Buy、Amazon.com、Motorola.comで799.99ドル(開始価格)で発売され、2023年5月19日に予約注文が開始されます。

通信事業者側では、Boost InfiniteとBoost Mobileが今後数週間以内にこのスマートフォンを提供し、その後Spectrum MobileとConsumer Cellularでも購入可能になります。

 

ディスプレイ


解像度2400×1080の大型6.7インチ pOLEDディスプレイは、Dolby Vision認定を取得し、HDR10+に対応、最高レベルの165Hz可変リフレッシュレートを備えているので、ゲーム向けの究極の画面流動性を実現します。

音質


発売イベントの場は、サウンドテストに最適な場所ではないため、現場では試しませんでした。とは言え、スペック上は良さそうに見えます。スマートフォンの上端と下端にある2つのステレオスピーカーは、Dolby Atmosオーディオをサポートしています。

 

カメラ


Ubergizmo CAMERA HWのスコア:172 (今後更新される可能性もあります)

カメラ機能の特徴:
リアカメラ

  • 広角(メインカメラ)24mm、50MP、f/1.8、OIS
  • ウルトラワイド/マクロ 14mm、50 MP、f/2.2
  • 望遠/ポートレート 46mm、12MP、f/1.6、2倍光学ズーム

フロントカメラ

  • セルフィー60MP、f/2.2

(注)これらの特徴は指針として提供されており、正確ではない可能性があります。Motorolaの公式製品ページで正確な技術仕様を再確認してください。

3眼カメラシステムには、50MPのメイン広角カメラ、マクロ機能を備えた50MPの超広角カメラ、ポートレート撮影用の2倍光学ズームを備えた12MP望遠カメラが搭載されています。広角対物レンズのみが光学手ブレ補正(OIS)に対応しており、絞りの範囲はそれぞれf/1.8、f/2.2、f/1.6となっています。

CAMERA HWベンチマークを使用することで、技術仕様にのみ基づいてこのカメラシステムの性能を測定することが出来ますが、ハードウェア品質と画像撮影性能の間には直接関係があることが証明されました。

Motorola Edge Plus 2023のCAMERA HWスコアは172で、Samsung Galaxy S23(166)よりもわずかに高くなっていますが、Pixel 7 Pro(191)やOnePlus 11(178)には劣ります。

OIS対応の48MP望遠カメラと5倍光学ズームにより、最終的な総合スコアではPixel 7 ProがMotorola Edge Plus 2023よりも有利となりました。現在、多くのユーザーが広角や超広角レンズほどは光学ズーム機能を使用していないため、多くのメーカーはコスト削減のために光学ズーム機能を廃止する傾向にあります。

動画機能は非常に優れており、8K UHD(30fps)、4K UHD(60/30fps)、FHD(60/30fps)、4K UHD HDR10+(30fps)、およびスローモーションFHD(960/240/120fps) でビデオを録画することが可能です。さらに、Motorolaは、Night Vision、Horizon Lock(Xスポーツ向けの360度回転しても安定化する機能)、オートフォーカストラッキング(動いている被写体を鮮明に保つ)、ビデオポートレート(背景のボケ効果)等の新しいビデオモードを開発しました。

 

システムパフォーマンスとソフトウェア


Motorola Edge Plus 2023は、QualcommのフラッグシップSoCであるSnapdragon 8 Gen 2のおかげで、最高のシステムパフォーマンスを提供すると予想されます。システムは、8GBのLPDDR5X RAMと256GBまたは512GBの内部ストレージに基づいて動作します。

性能を測るためのベンチマークは実行しませんでしたが、Geekbench(CPU)やGFX Bench(グラフィックス)で測定した場合、このスマートフォンは2023年最高のAndroidスマートフォンの1つに位置付けられると予想しています。

最新かつ最強のSnapdragonチップセットにより、Motorolaの新型スマートフォンは以前のモデルと比較して40%優れた電力効率を実現します。

このデバイスにはAndroid 13が搭載されており、3年間のAndroidアップグレードが提供され、さらにスマートグラス「Lenovo ThinkReality A3」とも互換性があります。

 

バッテリー


5100mAhの大容量バッテリーは、ほとんどの主力競合製品よりも大きいため(ハイエンドデバイスのほとんどが5000mAh)、優れたバッテリー寿命を実現すると期待されています。また、最も気に入っている特徴の1つが、付属の68W TurboPower高速充電アダプタです。

Motorolaは、このスマートフォンはわずか9分の充電で1日中使用することが出来ると説明しています。同社は、バッテリー寿命は2日間と紹介しているので、9分で約50%を充電出来ると想定しています。ただ、実際の使用環境で、その数値を確かめてみる必要がありそうです。

最後になりましたが、Edge Plus 2023は15Wワイヤレス充電と5Wワイヤレスパワーシェアリングにも対応しています。

この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。

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