4月2日に、ワシントン州リンウッドのアルダーウッドモールにあるApple Storeが、近くのショッピングセンターにあるコーヒー機器メーカーのトイレの壁を突き破って侵入した身元不明の強盗に襲われました。リンウッド警察署の広報担当は、iPhoneやApple Watchを含めて約436台、50万ドル相当の製品が盗まれ、犯人がまだ逮捕されていないことを発表しました。警察の広報担当は、指紋は発見されておらず、Apple Storeに入った被疑者はマスクを着用していたと述べています。

「犯人は現時点では逮捕されていませんが、刑事らが事件の捜査にあたり、積極的に調査されています。」

NBC関連会社のKing5のレポートによると、強盗らはAppleのセキュリティシステムを攻略するのを避けるために壁を突き破って侵入していることから、今回の犯行が綿密に計画され、組織化されていたことを示唆しています。

 

このような犯行は、今回が初めてではありません(おそらく今後も起きるでしょう)


米国全米小売業連盟(NRF)によると、Apple Storeは2021年には945億ドルの損失を計上しており、2020年の908億ドルから増加していることから、組織的な小売犯罪(ORC)の格好の標的となっていることがわかります。

NRFは、ORCギャングをより効果的に罰するためにマネーロンダリング法を強化し、裁判官が有罪判決後に犯罪者に没収を命じることを可能にするために、組織化された小売犯罪対策法及び組織化された小売犯罪センター認可法を含む重要なORC法が2023年1月に米国上院で導入されたことを称賛しました。

Apple StoreがORCの標的にされたのは、今回の強盗が初めてではありません。2月には、主にApple Storeを標的としたORCギャングに関与した疑いで8人が逮捕され、約100万ドルの損失が発生しました。

この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。

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