折りたたみ式スマートフォンの人気が高まる中、Samsung等の企業が初期の製品で市場を牽引してきましたが、Honor(Magic Vs)やHuawei(今回発表されたMate X3)等の最近のメーカーが状況を変え始めています。Huaweiの最新の折りたたみ式スマートフォンでは、重量を抑えながら、ポケットに入るサイズでディスプレイを最大化することに重点が置かれています。Mate X3は239gという重量にも関わらず、優れたハードウェアが詰め込まれています(233gのOPPO Find N2よりわずかに重いですが、Samsung Galaxy Z Fold4よりも10%軽くなっています)。
軽量にも関わらず、IPX8防水に対応するボディは、2396×2224の解像度を持つ7.85インチのメインディスプレイ用のティアドロップヒンジを備えています。6.4インチのカバーディスプレイは、20.9:9の縦横比で2504×1080の解像度となっています。その内部には、12GBのRAMと最大1TBのストレージを備え、SoCにはQualcomm Snapdragon 8+ Gen 1を採用しています。また、66Wの有線充電と50Wのワイヤレス充電に対応した4,800mAhのバッテリーを内蔵しています。
カメラに関しては、Mate X3にはセルフィー用の8MPモジュール(2つのディスプレイにそれぞれ搭載)と、背面には50MP(f/1.8)のメインカメラと13MP(f/2.2)の超広角カメラ、12MPの望遠カメラ(光学5倍ズーム)で構成される3眼カメラが搭載されています。
Huaweiに対する米国の制裁により、Mate X3には標準のGoogleアプリがインストールされておらず、同社は対応するモデムを調達することが出来ないため、5G接続にも対応していません。また、ディスプレイ周辺のエッジは、プロモーション用の画像ほどスリムではないという報告もあります。Mate X3は中国でのみリリースされており、グローバル展開に関する発表はされていません。
この新型スマートフォンには3つのストレージオプションが用意されており、価格は256GBモデルが12,999元(約25万円)、512GBモデルが13,999元(約27万円)、1TBモデルが15,999元(約30万円)となっています。
5G非対応とGoogleアプリ非対応のため国際的な販売は無さそうですが、出来ないことも無いかもしれません。みなさんは、この新型スマートフォンを購入してみたいですか?
この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。
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