Huawei Watch Dは、2022年5月に発表された比較的新しいデバイスです。とは言え、その最も素晴らしい機能はIFA2022で披露されたばかりで、それは良い意味で驚くべきものです。

消費者向けウェアラブルデバイスにおいて、血圧測定は確かに新しい機能ではありませんが、どのような新しさがもたらされたのでしょうか?それは、同デバイスの精度によるものです。

診断や助言については、正確さが命です。典型的な大手ブランドのスマートウォッチは血圧をかなり正確に測定出来ますが、HuaweiのWatch Dは医療レベルの精度で測定することが可能です。

データが全てであるため、より優れたデータを収集することが出来るということは、潜在的に非常に優れた分析や予測、さらには結果をもたらすことを意味しています。医師が、一般的な消費者向けデバイスのデータを治療に使用することが出来ないのは、まさにそのためです。

Huaweiの血圧センサーは、医師の使用する血液モニターのミニチュア版のように機能します。小さな膨張式ブラダーが付いたポンプが備えられており、その設計によりヨーロッパで医学的に認定された心電図(ECG)機能をWatch Dで使用することが出来ます。

膨張式ブラダーは従来の医療機器のように大きくないため、これほどの精度を出すためには手首への装着に注意する必要があります。どのブレスレットのサイズがあなたの手首に合うかを確認するための簡単なチュートリアルが用意されています。実際に試した際にも、違和感は無く、こんな小さな空間に空気注入式のブラダーを組み込むことが出来るとは驚きでした。

確かに、Watch Dは競合製品よりも少し厚くなりますが、紛れもない精度という独自の利点もあるので、どちらを取るかはメーカー次第となるでしょう。

ウェアラブルの技術革新は途切れ途切れであり、その後には改良の期間が続きます。特にWatch Dには、ワークアウト等の従来のスマートウォッチ機能も備わっているため、ここが進化の変わり目かもしれません。

この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。

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