+Styleは2021年10月に、レトロな外観をしたスマート電球「+Style LED エジソン電球(調光・調色/E26)」を発売しました。ガラス素材を使って質感を保ちつつ、内部にフィラメントを模した構造が見えるなど、温かみのあるデザインが特徴です。そのうえで、同ブランドの従来製品と同じく、スマートフォンの「+Style」アプリからの操作や、トリガーを設定した自動制御に対応。この記事では、実際に使ってみた使い勝手をご紹介します。
ちなみに、価格は3,680円(税込、以下同)。+Style本店のほか、Amazon店、PayPayモール店、楽天市場店で販売されています。


+Style LEDエジソン電球とは

「+Style LED エジソン電球(調光・調色/E26)」は、E26口径の口金サイズに対応したスマートLED電球です。発光部のカバー素材にガラスが採用されており、内部構造が透けて見えるのが特徴。内部はフィラメントを模したデザインになっており、レトロなインテリアにも馴染む外観がユニークです。


「+Style LED エジソン電球(調光・調色/E26)」


ペンダントライトに装着した様子

電球のサイズは、直径約60×高さ117mmで、重さは約48g。仕様としては、ワット数が60で、消費電力は約8Wです。260度の広配光で部屋全体に光を届けることができ、色温度は2700K~6500Kに調整可能。定格寿命はたっぷり約2万5000時間あります。実際にはありえない使い方ですが、数値的には、もし付けっぱなしても3年弱持つ計算ですね。

そんな「+Style LED エジソン電球(調光・調色/E26)」の最大の特徴は、同ブランドが展開するスマートLED電球シリーズと同様、スマートフォンやタブレットの「+Style」アプリを介して接続したうえで、遠隔操作や様々なカスタマイズが行えること。例えば、電球のスイッチオン・オフはもちろん、明るさを1~100%までシームレスに調整できたり、2700K(暖色)から6500K(白色)までの色味調整が行えたりします。


スライダで明るさと色味を調整できる。写真は白色で点灯したイメージ


同じく暖色で点灯したイメージ


「モード」を選択することで、明るさと色味を選択することも可能

また、スケジュールを設定しておき、自動制御することができることも特徴。例えば「夜18:00になったら照明がオンになる」といったカスタマイズが可能です。そのほか、外出時の遠隔操作も行えるので、例えば「帰宅前に玄関や廊下の間接照明をオンにする」といった手動操作や、「消し忘れたかどうかの確認」などにも対応します。


メニューから時刻指定の操作や、経過時間での電源オフ操作などをカスタマイズできる


+Styleのスマート家電との連携が可能

して、「+Style LED エジソン電球(調光・調色/E26)」は、+Styleが展開しているほかのスマート家電と連携できます。+Styleでは、同製品以外にも「+Style LED電球(調光・調色/E26)」や「スマートLEDシーリングライト」などのスマート照明を多数展開しているので、家中の照明をそれほどコストをかけずに自動制御化させやすいと言えます。

また、テレビやエアコンの赤外線リモコン操作をまとめて行える「スマートマルチリモコン」や、カーテンの自動開閉を実現する「スマートカーテン」など、幅広いスマート家電が豊富に揃っていることも見逃せません。まずは電球やリモコンから試してみて、徐々に家全体をスマートホーム化したい人にとってイチオシのブランドです。


それほど難しくない初期設定

さて、「+Style LED エジソン電球(調光・調色/E26)」を利用するにはまず、スマートフォンでApp StoreやGoogle Playストアから「+Style」アプリをインストールし、会員登録(無料)を済ませてログインしておく必要があります。

同アプリ内の「マイホーム」タブから画面右上の「+」をタップし、「照明」カテゴリにある「照明」をタップ。画面表示に従って、接続を行って行きます。なお、この時、ペアリングに使用するスマートフォンは2.4GHz帯のWi-Fiアクセスポイントに接続している必要があります。もし、5GHz帯に接続している場合には、切り替え操作を行ってから接続を行って下さい。


「マイホーム」タブで「+」をタップし、「照明」→「照明」を選択

アプリ側の準備が整ったら、「+Style LED エジソン電球(調光・調色/E26)」をペアリング可能な状態にする必要があります。壁やケーブル、スタンド部分で操作できるスイッチで、ON→OFF→ON→OFF→ONと連続で通電を切り替えることで、電球が点滅を始めます。この状態になったら、アプリ側の操作を進めましょう。


ON→OFF→ON→OFF→ONと連続で切り替えてペアリング可能な状態にする


画面指示通りに「次へ」をタップし、ペアリングを実行して「完了」をタップ

ちなみに、同製品はAmazon Wi-Fi設定に対応しているので、デバイス購入前に対応のAmazon Alexaデバイスや「+Style」アプリの利用がある場合には、所定の手順を踏むことで初期設定手順を大幅にスキップできます。

上記の登録が終わると「マイホーム」タブに「電球(エジソン)」が追加されます。


「スマートモード」で面倒な作業を減らせる

実際に使ったうえで便利だと感じるのは「+Style」アプリに入っている「スマートモード」タブの機能です。ざっくり説明すると、「何時になったらスマート家電AとBとCをまとめてオンにして、Dをオフにする」といった連携制御ができる機能です。

たとえば、筆者宅にはすでに+Styleの「スマートカーテン」が設置してあるので、日没の時間になったら、自動でカーテンが閉じ、さらに寝室に設置した「+Style LED エジソン電球(調光・調色/E26)」が温かみのある色でオンになる――といった制御が行えます。


ほかのスマート家電との連携が便利だ。写真は「スマートカーテン」


例えば、電球とスマートカーテンを連携させる設定例。「スマートモード」タブの「自動設定」から「+」をタップ(左)。ここでは「天候が変化した場合」をタップ(右)


「日の出・日の入り」を選び(左)、「日の入り」を選択して「完了」をタップして、「次へ」をタップ(右)


「デバイスを実行する」を選び(左)、「電球(エジソン)」をタップ(右)


「電源」をタップし、「オン」を選択して「完了」。「次へ」をタップ(左)。さらに「タスク」欄にある「+」をタップし、「デバイスを実行する」を選択(右)


ここでは、別途設定しておいた「スマートカーテン右」を選び(左)、「状態」から「閉まる」を選択して「完了」、「次へ」をタップ(右)


「完了」をタップし、オートメーションの使用開始について「はい」を選ぶ(左)。スマートモード画面に設定した内容が表示された(右)。これで日の入り時刻になると、自動でLED電球が点灯し、カーテンが閉まるようになった

また、あらかじめ「シーン」として「+Style LED エジソン電球(調光・調色/E26)」の明るさ調整操作をカスタマイズしておけば、「今はもう少し照明を明るくしたいな」と思ったタイミングで、シーンを選ぶだけで手早く明るさを切り替えられます。

ちなみに、手元にスマートフォンがなく、アプリ操作が面倒だなぁ、という場合もあるので、スマートスピーカーやスマートフォンの音声アシスタントと連携させておくのが便利に使うポイントです。そうすれば、ボイスコマンドで指示するだけでスマートフォンを開かずとも、明るさの微調整が可能になります。なお、音声アシスタントは、Amazon Alexa、Googleアシスタント、Siriに対応しています。


ボイスコマンドを利用したい場合には、同じく「スマートモード」画面で「シーン」タブを選び「+」をタップ(左)。「シーン設定」を選択する(右)


ここでは「デバイスを実行する」→「電球(エジソン)」から「明るさ」を選び、20%に調整して、「完了」、「次へ」をタップ(左)。名称をカスタマイズして「完了」をタップ(右)


スマートスピーカーで操作するには、シーンに指定した名称を活用。例えば、先のシーン設定をAlexaで操作する場合には、「Alexa、”明るさ20%” の電源を入れて」と話しかければ簡単に操作できます


おしゃれにスマート

スマート家電は、たしかに便利だけれど、これまでどこかインテリアとしての「おしゃれさ」には欠けていた印象がありました。エジソン電球を模した「+Style LED エジソン電球(調光・調色/E26)」では、そんな部分が少し解消されたのかな、という印象。シックな作業デスクを照らす電球スタンドや、インテリアにこだわった空間の間接照明などに取り入れてもマッチすると思います。



本記事は+Style magazineに掲載されている記事の転載になります。
転載元:https://plusstyle.jp/blog/review_edisonbulb