ゲーム機メーカーがゲーマーを惹きつける方法の1つは、プラットフォーム専用のゲーム作品を開発することです。例えば、MicrosoftのHaloやSonyのGod of War、任天堂のスーパーマリオ等があります。では、2022年にSteam Deckを発売予定のValveは、他のゲーム機メーカーが過去に歩んできたのと同じような道を辿るつもりなのでしょうか?
IGNからの報告によれば、その答えは「いいえ」です。Steamworks Steam Deckというイベントで、Valveは開発者がSteam Deck専用のゲーム作品を作成することに興味が無いと述べています。同社は、Steam DeckはPCをエミュレートし、PCのようにゲームをプレイ出来るように設計されていると述べています。
もちろん、ゲーム機ではなくPC専用に開発されたゲーム作品もありますが、PCがシステム要件を満たしている限りはプレイすることが出来るため、必ずしも”排他的”だとは言えないでしょう。これに対して、ゲーム機専用のゲームをプレイするためには、実際にそれぞれのゲーム機を購入する必要があります。Steam Deck限定のゲームが開発されるのではないかと心配していたゲーマーにとって、これは実に嬉しいニュースです。
ご存知無い方もいるかもしれませんが、基本的にSteam Deckは、ゲーマーのSteamライブラリにあるゲームタイトルをプレイ出来るポータブルゲームデバイスです。つまり、既にSteam上にゲームを所有している場合、Steam Deckでプレイすることが可能で、改めて購入する必要はありません。
この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。
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