時々、スマートフォンのアップデートによって、解決されるよりも引き起こされる問題の方が多いことがあります。iPhone向けに配信された最新のiOS 14.6アップデートが良い例で、一部のユーザーからの報告によれば、そのアップデートが過剰なバッテリードレインを引き起こしているようです。

Apple サポートコミュニティの投稿で、あるユーザーは次のように書いています。「iPhone 11で同じ問題が発生しています。先日アップデートを行いましたが、毎朝起きるとバッテリーが完全に無くなっています。昨日はWiFi、Bluetooth、全てのバックグラウンドアプリの更新をオフにし、テザリングが確実にオフになっているのを確認しました。昨夜の午後6時の段階でバッテリーは満タンで、その後は使用しませんでした。約16時間後の今朝10時の段階でバッテリーが空になり、それまで間は使用されていません。」

現在、一部の人はこれが“正常”で、バッテリーを消費する可能性のある処理がバックグラウンドで行われることで、最初のアップデート後にバッテリードレインが起こることは普通に起こり得ることですが、1日もしくは2日後には通常通りのバッテリー消費量に戻るはずだと説明しています。しかし、苦情を伝えているユーザーの数を考えると、それが“正常”だとは全く思えません。

このバッテリードレイン問題について、Appleはまだ何もコメントを出していないので、彼らがそれを認識しているかどうかはわかりません。今のところ、以前のバージョンのiOSにダウングレードしない限り、打つ手は何も無いでしょう。

この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。

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