Microsoftには「Cortana」という独自の音声アシスタントがありますが、SiriやGoogleアシスタントと比べるとそれほど主流ではないように見えます。これはCortanaが使えないと言っているわけではありませんが、確かに改善の余地があり、Microsoftもそれを検討していると報告されています。

Bloombergからの報告によると、MicrosoftはNuanceを160億ドルで買収する可能性について協議しているようです。ご存知でない方もいると思いますが、NuanceはSiriに使用されている音声分析や音声認識技術に携わっている企業です。両社間の協議が進行中であり、早ければ来週にも取引が発表される可能性があると言われています。

Bloombergの情報源は、この取引が成立した場合、Nuanceの技術が使われているAppleのSiriに重大な影響を及ぼす可能性があると述べています。これによって、MicrosoftがAppleによる技術の利用を打ち切ることになるのか、もしくはAppleが実質的にMicrosoftへ技術料を支払い続けることになるのかはわかりません。

NuanceとMicrosoftのどちらも今回の報告に対して正式なコメントは出していないので、今の所はあくまで可能性の話として捉えるのが良いでしょう。しかし、もし噂が本当なら、来週にもその詳細がわかるかもしれません。

この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。

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