AppleのiPhoneが例年に比べて遅れて発売された理由の一つが、コロナウイルスの大流行です。これは、通常Appleのエンジニアは、中国など世界中の複数のサプライヤーや工場に頻繁に出向き、プロトタイプの試験や意図した通りに機能するか確認していると言われているためです。

しかし、彼らが出張へ行くことが出来なくなったため、iPhoneの発売は遅れたと言われています。そうは言っても、Appleのハードウェアエンジニアリング担当シニアバイスプレジデントであるDan Riccio氏によると、木曜日のビデオ会議でAppleのエンジニアが中国のような海外にある工場の技術者と遠隔で作業するのに、AR技術を頼らざるを得なかったことが明らかになりました。

Appleは拡張現実技術における先駆者で、同社が独自のARスマートグラスの開発に取り組んでいるという噂も聞いてきたので、これはそれほど驚くようなことではありません。

とはいえ、こういった技術をトレーニング等の用途に利用することは有用だと示されています。例えば、過去には外科医向けに拡張現実をトレーニングに活用するのも見ています。また、サービス業に携わる企業がそれをスタッフの研修に用いることも確認しています。

この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。

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