スマートフォンメーカーはデバイスをできるだけ薄く、小さくすることに力を注いでいますが、据え置き型ゲームについてはこの傾向は当てはまらないかもしれません。実際、多くの人がソニーのPS5を見て大きいと感じただろうとは思うのですが、ソニーのデザイナーが言うにはもっと大きくなっていたかもしれないとのことです。

ワシントン・ポスト紙のインタビューに答えたSIEのシニアアートディレクターの森澤有人氏は、エンジニアチームが彼を説得しなければ、今のデザインよりもさらに大きなものを作っていたと明かしました。「最初にデザインした段階ではエンジニアリングが何をするのか分からず、そんなデザインにしていました。エンジニアたちに大き過ぎだと言われたのは面白かったですね。なので、当初よりも小さなデザインを引き直しました」(森澤氏)

PS5がこれほど大きいのは、筐体にパワフルなハードウェアを収めるためです。森澤氏はパワーのため、そして従来機種よりパワフルにするためには大きなヒートシンクを載せるための収容スペースが必要だと分かっていました。

一部で「大き過ぎ」という意見があったとしても、森澤氏はこれが完璧なサイズであると信じているといいます。

この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。

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