食料品の買い出しを終えて帰宅したは良いものの、買った食材を使ってどんな料理を作るか考えることがあります。Microsoftと複数の大学の研究者の手によって、その上に置かれた物体を感知して認識することが出来る「Capacitivo」と呼ばれるスマートファブリックシステムが開発されました。
つまり、購入した食品を配置することで、その生地はどんな品があるかを認識し、それを組み合わせてどんな料理が出来るかを提案したり、健康を意識した献立を考える手伝いすらも可能になります。食品に加えて、Capacitivoは液体や非金属の物体も検出することが出来ます。
Microsoftによると、20の異なる物体を用いた10人程度の小規模な調査に基づいて、Capacitivoは94.5%の精度評価を達成することが出来ました。小規模な調査では必ずしもあらゆる種類の物体を認知することに成功したとは言えませんが、最初のテスト結果は順調なようで、その数字はとても印象的です。
これが興味深い発明とはいえ、Microsoftがそれをどのように利用する予定かは不明です。これまでにもGoogleのスマート衣料や生地を作る試みである「Project Jacquard」等を見てきましたが、それが商業的にどれ程の成功を収めたのかはわかりません。
この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。
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