私達が使うスマートフォンの画面は汚れており、いくつかの研究によれば、実際にトイレの便座よりも汚れている可能性があることがわかっています。これを聞いても気づいた時に画面を掃除する気が無いのであれば、オーストラリアの国立科学機関が行った調査を参考にして下さい。それによると、コロナウイルスが実際にはあなたのスマートフォンの画面上に最大で28日間も居続けることが判明しています。
ただし、心配してパニックに陥る前に、これが暗闇の研究室という条件下で行われたという点に注意して下さい。何故なら、コロナウイルスは紫外線を使って殺菌することが出来ることが過去に証明されているからです。つまり、ウイルスがスマートフォンの画面に残っている可能性がある期間は、現実の世界ではそれよりも短いかもしれないということです。
そうは言っても、この調査では、ガラスやプラスチック、鋼、紙幣等の紙といった他の種類の表面上でも同様の結果が出ている点には注意が必要です。紫外線ライトを照射する機器でも持っていない限り、紙幣を消毒するのは必ずしも可能では無いかもしれません。これは、石鹸と水で手を洗うことで良好な衛生状態を維持することが重要だということです。
ウイルスがどれほどの期間、表面に残留しているのかが話題になったのはこれが初めてでは無いということも忘れないで下さい。3月には、クルーズ船ダイヤモンド・プリンセス号船内の複数場所の表面にウイルスが17日間も留まっていることをCDC(アメリカ疾病予防管理センター)が発見しましたが、今回の新しい調査では現実にそれ以上長く生き残ることが可能だということを示唆しています。
この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。
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