コミュニケーションはあらゆる形で行われます。現代の文字言語は、私たちがお互いにコミュニケーションをとるほぼ全ての場合で使われますが、その昔、人々は相互の意思疎通に象徴や画像等を用いていました。多くの中で最もよく知られているであろう一つが、エジプト人が使っていた象形文字でしょう。

ほとんどの言語と同じように、その言語を話せない限り何が書かれているかはわかりません。GoogleはそのためにGoogle翻訳を開発し、そして今、同社は「Fabricius」と呼ばれる、機械学習によって象形文字を解読することが出来る新しいツールをリリースしました。

「これまで、古代の言語を翻訳・解読するのに、専門家は何冊もの本を手作業で掘り下げる必要がありました。この方法は、1世紀以上にわたり実質的に変わることはありませんでした。Fabriciusは、機械学習を内蔵することでエジプト象形文字を解読します。また、このツールは古代言語の研究の更なる発展に役立てる為にオープンソースとしてリリースされます。」、とGoogleは説明しています。

このツールには、象形文字に関する簡単な紹介を行うLearnモード、ユーザーが象形文字を使って独自のメッセージを作成出来るPlayモード等、いくつかのモードが用意されています。Googleはそのメッセージ内容が必ずしも正確では無い、と注意していますが、友達にメッセージを楽しく送る方法の一つになるでしょう。もし興味のある方は、Googleのウェブサイトから詳細を確認してみて下さい。

この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。

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