マッチングアプリで誰かの写真を使い、“サクラ”を仕立てることは人々が思う以上に簡単です。多くの人にとって魅力的な写真を使うだけで、多くの人はマッチしようといいねしてくるわけですから。しかし、ユーザーからの信頼を失い始めると、プラットフォーマーにとっては問題です。

マッチングアプリ大手の一つ、Tinderはサクラを検出するプログラムを一部でテストしていましたが、米国から対象国を徐々に拡大する意向のようです。手始めにイギリスから広げる予定で、今年の初めから開始したプログラムがうまく行っている証左といえましょう。どのようにサクラを検出するのか? セルフィが流行り始めてからかなりの年月がたっていますが、セルフィを撮りたがるカップルのように、決めポーズを取ることを求められます。

いくつかのこれらの写真をその場で撮ることで、プロフィールにアップロードした写真と照合。それらが一致するか確認することで、挙げている本人と写真の人物が同一であるかが担保される、というわけです。本人確認が取れた場合、青いチェックマークが表示され、写真に写っているのはあなたであり、他の誰かではないことを示します。

そのため、Tinderを開いて青いチェックマークが付いている人を見つけたときには、少なくともその写真は、そのままの人物がアプリを使用している可能性が高いことを示しています。Tinder以外にも、Blumeなどのマッチングアプリが同様の機能を数年前より導入しています。ただ、Tinderという世界的な大手プラットフォーマーがこの仕組みを導入したことで、より健全な出会いが期待できるかもしれません。

この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。
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