10年以上前、カメラがコンパクトかデジタル一眼レフしかなかった頃、オリンパスはマイクロフォーサーズシステムを開発し、ミラーレスカメラの普及に貢献しました。

そんなオリンパスですが、コンシューマーカメラ事業を売却することを発表。同社はカメラの販売からも撤退するようです。カメラ事業は分社化され、2014年にソニーのVAIO事業を買収した日本産業パートナーズに売却されます。

オリンパスによると、コスト構造のあらゆる変更や改善を行い、より収益性の高いカメラやレンズにも力を入れようとしたにもかかわらず、市場で苦戦を強いられてきたとのこと。それだけでは不十分だったようです。JIPは事業を合理化し、既存モデルの販売を継続する一方で、2020年末にも新しいカメラを開発すると予想されています(新しいカメラの名称はまだ不明です)。

実はオリンパスのCEOは昨年、同社のカメラ事業を売却する計画があると漏らしていました。しかし、会社自体はそれについて否定しています。売却の発表は、以前のステートメントと食い違っていますが、オリンパスのカメラのファンであれば、今後の展開は大きく変わってくるでしょう。

この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。

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