現在、スマートフォンの大多数は未だにチップセットをQualcommに依存しています。独自のチップセットに取り組む企業もありますが、AppleやSamsung、Huawei等まだまだ少数です。そして今、Oppoもその戦略に積極的に追随しようといているようです。
Oppoの中国事業の責任者であるLiu Bo氏は記者団に対して、「それはOppoが取るべきステップです。私達はチップ技術に取り組み、将来の開発においてそれを決定的な原動力にしていく必要があります。」と話しています。同社がなぜこの方針に興味があるのかを考えるのはそれほど難しくありません。
これにはいくつか理由があり、一つは他社に頼ったり依存したりするのを減らすためです。前述の通り、大多数のスマートフォンが今もQualcommに依存しており、それは部品を使用する為にQualcommへ支払う追加コストが発生するということを意味します。つまり、独自に開発を行うことで、資金をより有効に活用することが出来るかもしれないということです。
また、スマートフォンで実行出来る事を企業がよりコントロール出来るようになります。Apple社製のAシリーズチップセットで見てきたように、それによってどういったアップデートや機能をそれぞれのデバイスに提供するかAppleは規定できるようになります。それは既存のものを使用するよりも、同社のデバイスをよりユニークなものにしています。
もちろん、Oppo社製のチップセットがQualcommのものと同等もしくはそれ以上の性能を発揮出来るか、それとも劣るものになるのかは誰にもわかりません。
この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。
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