最近では、ユーザーがイヤーカップをスワイプして音量や再生停止を調整したり、場合によっては外部からのノイズを取り入れたりできるタッチベースのコントロールを備えたヘッドホンの数が増え始めています。しかし、Microsoftは指紋認証を統合することで更に先に進もうとしているようです。

では、なぜ指紋を統合するのでしょうか?Microsoftは、このヘッドフォンをコンピューターを操作する一種のコントローラーとして機能させることができないか、と思い描いているようです。例えば、ヘッドフォンをコンピューターとペアリングさせることで内蔵されている指紋リーダーも接続され、イヤーカップをタップし本人の認証をすることでアカウントに安全にログインすることが可能になる、というものです。

これは他にも、個人的なオーディオの保護、例えば音声通話や音楽、ポッドキャストなどを他人に勝手に聞かれないようにも利用出来ます。ある意味で、これは想像の範囲を超えているとは言えません。MicrosoftのSurface Headphonesでは、同社はOfficeとの統合を導入しており、将来登場するSurface Headphonesに実際に指紋リーダーが搭載されるのは理にかなっています。

加えて、Microsoftや他の企業がコンピューターに指紋リーダーを内蔵する必要が無くなり費用の削減が出来るだけでなく、ユーザーにより自由な選択肢を与えることが出来ます。とはいえ、これはあくまで一つの特許に過ぎないので、Microsoftがそれを実現する計画があるのか判断するのは難しいところです。実際に登場するまでは、あまり期待し過ぎずに待ちましょう。

この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。

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