近年、様々な企業がスマートスピーカーからスマートディスプレイへ移行していくのを見てきました。これらは実質的にディスプレイ内蔵のスマートスピーカーであり、ビデオ通話や動画視聴が可能になったり、スマートドアホンを利用してる場合には来客者を映すといったことが可能になります。

しかし、技術的に慣れていない人の中でも特に、既にスマートフォンのような概念に苦労している高齢な世代にとって、直感的に利用出来るデバイスでは無い可能性もあります。この問題に対処する為に、ワシントン州にあるメリル・ガーデンズ高齢者居住地域の住民を対象に新しいインターフェースのテストを実施するとGoogleは発表しており、そこに1000台のGoogle Nest Hub Maxも配布しています。

Googleによると、「担当チームはメリル・ガーデンズの住民と共に、事前に連絡先を読み込むことでビデオ通話をより簡単にする、といった新しい体験を生み出します。そこでは”何が出来るか”がカード形式で表示され、天気の確認やアラームの設定、またはリラックスの為の音楽再生といったタスクがショートカットとして機能します。

基本的に、この新しいUIはスマートディスプレイの操作を簡単なものにし、昔ながらのデジタルフォトフレームよりも機能的なものになるでしょう。このインターフェースを示す画像から、確かに操作しやすいものになっていることがわかります。これらの変更がいつごろ一般向けに提供されるかはわかりませんが、高齢の両親や祖父母向けにスマートディプレイ導入を検討している場合には今後も注目する価値があると考えられます。

この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。

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