私たちの家の中で窓はとても重要です。窓は外観の美しさだけでなく、自然の光源を取り入れる手助けをし、時間の経過を感じたり精神的な健康を改善する役割を担っています。しかし、窓もほとんどない場所に住んでいる場合はどうでしょうか?Samsungはその問題に取り組もうとしているようです。

同社は、人工的に太陽光を作り出す疑似的な窓を開発したSunnyFiveという企業を支援していると発表しました。これはSamsungのC-Labsという社内インキュベーションプログラムの一環で、従来なら生まれなかったであろう様々な製品やサービスをこれまでにも見てきました。

同社はSunnyFiveの窓を利用して、季節性情動障害を患っている可能性のある人々を対象にマーケティングを行っています。この窓は自然光の全スペクトルを照射可能と言われており、本物の窓に期待される照明効果を複製することすらも可能です。

Samsungはこう述べています。
「これは人工的に太陽光を生み出す窓の形をした照明装置であり、一日の間に移動する太陽と空の動きに合わせた全スペクトルの明かりをユーザーは楽しむことが出来ます。室内や薄暗い場所でも、日焼けや肌の劣化を心配することなくユーザーがビタミンDを生成するのを助け、アプリを使って明るさや色を調整が可能です。」

SunnyFiveの窓がいつ商業的に製造され販売に至るかはわかりませんが、洗練されたデザインと興味深いアイディアには今後も注目する価値があるでしょう。

この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。

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