新型コロナウイルスの感染拡大で、MWC2020はキャンセルされ、世界はほぼ封鎖されましたが、それでもファーウェイは最新の主力スマートフォンを発表するのを止めませんでした。「P40」「P40 Pro」「P40 Pro+」は、同社の最新機種で、Google Playが搭載されていないスマートフォンとしては、2機種目になります。

P40は、6.1インチの1080P+ディスプレイ(60Hz対応)、8GBのRAM、128GBのストレージを搭載しているほか、5Gモデムを内蔵し、EUV7nmプロセスで製造されたファーウェイの「Kirin990 5G」チップセットを採用しています。

また、カメラは標準的なLeicaトリプルカメラとなっており、23mm f1.9で5000万画素のメインカメラ「ウルトラビジョンワイドカメラ」はRYYB方式で高感度が大幅に強化されています。さらに、17mm f2.2で1600万画素の超広角カメラ「ウルトラワイドカメラ」、光学3倍にあたる80㎜ f2.4で800万画素の望遠カメラを内蔵しています。そのほか、ほこりや水の飛沫を防ぐIP53保護機能、3800mAhのバッテリー、22.5Wの急速充電(ワイヤレス充電なし)も備えています。

P40は非常に典型的なスマートフォンにみえますが、P40Proにはもっと印象的です。まず、2640×1200の解像度を持つ大型の6.58インチOLEDディスプレイが搭載され、端末の全縁を囲むようにカーブしています。ディスプレイのリフレッシュレートも90Hzで、ディスプレイに指紋センサが内蔵されています。

チップセットはP40と同じKrin990 5Gチップセットで、メモリは8GB、ストレージは256GBとハイエンドとしては標準的。バッテリーは大型の4200mAh、防塵防水のためのIP68等級に対応します。急速充電も40Wとより高速です。

カメラはさらに強化され、「Leicaのクアッドカメラ」が搭載されています。これには、18mm f1.8で4000万画素の「ウルトラワイドシネカメラ」、23mm f1.9で5000万画素の「ウルトラビジョンワイドカメラ」、5倍光学となる125mm f3.4で1200万画素の望遠カメラ、深度を測るToFカメラが含まれます。色温度センサーも内蔵されており、理論的にはより正確な色の写真が撮れるはずです。また、前面には3200万画素のセルフィーカメラが搭載されています。

最後に、P40 Pro+も紹介しておきましょう。P40 Proに搭載されている、18mm f1.8で4000万画素の「ウルトラワイドシネカメラ」、23mm f1.9で5000万画素の「ウルトラビジョンワイドカメラ」は同じですが、光学3倍にあたる80㎜ f2.4 800万画素の望遠カメラと、光学10倍となる240mm f4.4 800万画素の超望遠カメラ、ToFカメラをあわせた前代未聞のペンタカメラを搭載しています。デジタルズームで100倍までズームできますが、Galaxy S20 Ultraの100倍ズームより高画質だとアピールします。

価格と発売時期に関しては、P40が799ユーロ、P40 Proが999ユーロ、P40 Pro+が1399ユーロで、4月7日に発売される予定です。

この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。

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