先日YouTubeは、ヨーロッパで動画ストリーミングの画質を下げることを認めました。というのも、新型コロナウイルスの感染拡大で自宅に閉じこもることが多くなり、その際に消費する動画データの帯域幅を減らすためです。これによって、インターネットサービスプロバイダーの負担が軽減されます。

Bloombergの報道によると、YouTubeはこの仕様を世界に拡大するようです。つまり、今日からYouTubeはすべてのビデオストリームを標準画質に制限することになります。ただし、すべての動画ストリーミングが標準画質のみになるわけではありません。

もし、高画質で動画を見たいユーザーは、画質設定を手動で切り替えればOKです。デフォルトではすべての動画が標準画質からスタートすることになります。再生時から高品質設定で視聴できた今までの設定とは対照的です。ですが、消費される帯域幅の量を減らすのには役立つはずです。

Netflixもヨーロッパで画質を落とすことを発表していますが、ほかの地域にはまだ適用されていません。Netflixはまだ何も発表していないものの、YouTubeの後を追うことになっても驚きません。

この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。

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