Webサイトをじっくり読みたいけど、両手がふさがっていてブラウジングできない…そんな時にはGoogle アシスタント、という時代が来ました。Googleは、Google Assistantにどんなウェブページでも読み上げてくれる新機能を追加しました。

同社によれば、「内容を理解しやすいように、ブラウザは自動的にページをスクロールし、読み上げられた単語をハイライト表示します」とのこと。また、読み上げ速度を変更したり、読み上げる音声をいくつかの候補から選択できるそうな。Webサイトの読み上げは、機械的に話すのではなく、「表現力豊かで自然な声で読み上げる」としており、「自分で読んだときと同じイントネーションとリズムを使うことを目指している」と、さらなる改善を目指しているようです。

テキストから音声に変換する機能は特に目新しいものではありませんが、この新機能を使えばユーザーはどんなWebサイトでもスマートフォンにタッチせずに読めるようになます。一番わかりやすい例は、キッチンで食事を作っているとき、レシピを読み上げてくれるというもの。もちろん、どんなWebサイトでもとのことですから、他のことをしながらニュースを聞く、といったことも簡単にできそうです。

ただ、理解しにくい一番のメリットは、「Webサイト側が何かに対応する必要がない」という点。10年前、20年前のサイトであっても読み上げてくれる可能性がある点が、ユーザーフレンドリーである最大の価値なのではないでしょうか。

この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。

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