スマホを買い替えるとき。カメラの性能/ディスプレイの美しさ/バッテリー持ちetc. 重視するポイントは、人によってさまざまかと思います。ただ、どの機種を選ぶにしても、ある程度の“タフさ”は必要でしょう。決して安くない買い物だからこそ、すぐに画面が割れてしまったり、少し濡れただけで壊れたりしては困りものです。

とはいえ、ただ頑丈であれば良いというわけでもありません。先日、相次ぐスマホの故障に耐えかねて、「めちゃくちゃ丈夫なスマホを買うぞ!」と意気込みながら、家電量販店を訪れたのですが……。“頑丈さが売り”系のスマホって、だいたいゴツくて厚い。なにより重い。展示品を手に取ると、手首にズシリと負担が。ポケットに入れてみるともっこり膨らみ、存在感たっぷりです。「工事現場で使える」「軍隊の基準をクリア」など、少年心をくすぐる売り文句には惹かれるものの、毎日持ち歩くことを考えれば、この重さは無視できない……。

結局その日は、購入を断念。とぼとぼ帰宅中に、脳内整理をしてみました。薄い、軽いといった携帯性の高さと、ちょっとやそっとのことじゃ壊れない頑丈さ。結局のところ、これらをいい具合に兼ね備えたものこそが、使いやすいスマホなのではないだろうかと。

頑丈×軽薄×高耐久

そこで今回ご紹介したいのが、富士通コネクテッドテクノロジーズ製「arrows Be3 F-02L(アローズ ビースリー)」です。

俳優の小栗旬さんと山田孝之さんが出演する、「割れない刑事」のCMで有名なこちらのスマホ。約1.5mの高さからコンクリートに落としても割れにくい堅牢性に加えて、万が一の水没にも耐えうる防水性能(IPX5/8)を備えています。

そして「arrows Be3」には、さらに魅力的なポイントが。「頑丈×軽薄×高耐久」を掲げるこちらの機種は、タフでありながら、とっても薄くて軽いのです。今回は実際に「arrows Be3」をお借りして、その薄さ&軽さを検証してみました。

身近な物と比べてみよう

重さを量ってみた

オフィシャルサイトを見ると、「arrows Be3」の重さは約145gと記載されています。お借りした機種をキッチンスケールで量ってみると、その結果は143g。あれ? まぁ、…うん、だいたい145gですね。

編集部員のスマホと比較

比較のために、隣で寝ているUbergizmo Japan編集部員のスマホをこっそり量ってみたところ、その重さは198gでした。ちなみに、ディスプレイのサイズは「arrows Be3」が約5.6インチ、編集部員のスマホが約5.7インチ。そこまで大きさは変わらないわけで、「arrows Be3」はこのサイズのスマホからすると、相当軽いといえますね。ボディが樹脂材で作られているためか、手触りも非常に軽やかです。

全然目立ちません

厚さの方は約8.9mm。ズボンの前ポケットに入れてみたところ、パッと見では膨らみが全くわかりません。「男は手ぶらがカッコイイんだ!」なんて言いつつ、ポケットは財布やスマホでパンパン。そんな殿方が身近にいたら、ぜひ「arrows Be3」を紹介してあげましょう。

「arrows Be3」の薄さ・軽さを、もっとわかりやすく伝えたい。アレコレと悩んだ結果、「身近なものと比べてみたら良いのでは」という結論になりました。というわけで、ここからは“普段手に持って使うもの”と「arrows Be3」を比較してみましょう。

まずは軽さの検証から。スマホ以外に、私たちが毎日手に持つものと言えば……。そう、飲み物です。我々人間、飲み物がないと生きられませんからね。ということで早速、温かい缶コーヒーを購入してきました。

コーヒーの重さは?

秤に乗せてみると、重さは214g。コーヒーの内容量が185gなので、缶の重量はだいたい30gくらいでしょうか。スチール缶って意外と軽いんだなぁ。個人的には、もっと重いイメージだったけど。それはともかく、「arrows Be3」は缶コーヒーよりもずっと軽いことが判明しました。

トイレットペーパーを用意

次に用意したのは、新品のトイレットペーパー。まあコレも、大体の人が毎日使いますね。でもきっと、「arrows Be3」より軽いはず。なんせこちらは紙ですから。結果は……。

スマホの方が軽いのです

157g。これは驚き。「arrows Be3」、トイレットペーパーより軽いのか。この記事を読んでいる皆さん。あとでお手洗いに行ったら、ぜひトイレットペーパーを手に持ってみてください。それより軽いです、「arrows Be3」。

おいしいおにぎり

「arrows Be3」はどこまで軽いのか。最後は、今朝コンビニで買ってきた、明太おにぎりを量ってみます。日本人のソウルフード、おにぎり。果たしてその重さは……。

結果がこちら

141g。「arrows Be3」よりちょっとだけ軽い!

検証の結果、「arrows Be3」の重さは“だいたいコンビニおにぎり1個分”とわかりました。手っ取り早く「arrows Be3」の軽さを体感したい方は、お近くのコンビニに行けば良いということですね。わざわざ携帯ショップまで、足を運ばなくてもOKです。

1枚約1.5mm

薄さの比較には、1円玉を使いました。これなら読者の皆さんに伝わりやすいはず。財布から小銭を取り出して、重ねるだけでいいのだから。調べたところ、1円玉1枚の厚さはおよそ1.5mm。「arrows Be3」の厚さが約8.9mmなので、計算上、6枚積み重ねれば同じ厚さになるはずです。

計算通り

試した結果がこちら。試算の通り、1円玉を6枚重ねると、だいたい「arrows Be3」と同じ厚さになりました。「arrows Be3」の厚さは1円玉6枚分。しっかり覚えておきましょう。

「arrows Be3」が時計に変身!?

金属製の腕時計

検証もひと段落。のんびり休憩中、ふと机の上に目をやると、無造作に置かれた腕時計が目に飛び込んできました。せっかくだから量ってみるか。

結構重たい

結果は、166g。あれ、「arrows Be3」の方が軽い? 腕時計に詳しい隣の編集部員に聞いてみたところ、「男性用モデルなら、このくらいの重さは普通」とのこと。豪華なブランド物だと、200gを超える時計もあるらしい。「なるほど、腕時計の世界は奥が深い」などと考えているうちに、ふと1つの疑問が頭に浮かびました。

「arrows Be3」、腕時計の代わりに使えるのでは?

たしかに、最近はディスプレイ付きの“スマートウォッチ”が流行していますし。その点で言うと、「arrows Be3」は5.6インチの大きな画面付き。もちろん時刻もチェックできます。なにより、軽さや使い勝手の良さを検証するのにピッタリです。ということで、「arrows Be3」を腕に付けてみました。

スマホ用アームバンド

手首への固定には、某通販サイトで購入した“スマホ用アームバンド”を使用。あらゆる物がネットで頼めてすぐ届く。便利な時代になったものです。早速、取り付けてみると……。

意外とカッコイイ

おお、なんだかいい感じ。

重さも許容範囲内

アームバンドを付けても重さは200g未満。腕への負担も今のところ気にならない。これはスマートウォッチならぬ“スマホウォッチ”として使えそう。期待が高まります。

使い勝手良好

実際に使ってみると、これが予想以上に便利(いやマジで)。メールやLINEの通知が来たとき、わざわざポケットから取り出さずに済みラクラク。スマホなので当然ですが、メールの返信も簡単です。なにより軽いので、長時間腕に付けていても、疲れることがありません。

おサイフケータイ

「arrows Be3」はおサイフケータイに対応しているので、買い物も非常にスムーズ。もはや、スマートウォッチいらないかも。あえて欠点を挙げるとすれば、道行く人々の目線が若干気になることくらいでしょうか。

(たぶん)世界初、スマホまな板

「arrows Be3」に夢中になっていると、気づけばすっかり夕方。なんだか小腹が空いてきました。さっきの“arrowsとほぼ同じ重さのおにぎり”を食べようかな。でも、おにぎり1個だけでは空腹を満たせない。会社の冷蔵庫を覗いてみると、中には豆腐が1丁。せっかくだから、味噌汁でも作りましょうか。

レシピを検索

料理には自信がないUbergizmo Japan編集部員ですが、「arrows Be3」があれば安心。サクッと手軽にレシピを検索できます。防水仕様なので、水に濡れて壊れる心配も無用です。

でも、調理中にスマホをベタベタ触っていると、「スマホはトイレの便座より汚い」「不潔!」なんてお叱りを受けてしまいそうですが……。

しっかり洗えます

そこはご心配なく。なぜなら「arrows Be3」は、泡ハンドソープや食器用洗剤で洗えるウォッシャブル設計。電源を一度オフにする必要はありますが、このようにモコモコと泡立てて洗えるのです。これなら清潔でしょう。

味噌汁作りもいよいよ大詰めです。あとは、最後に入れる豆腐を賽の目切りにして……アレ?

大ピンチ

……。

しまった、まな板洗ってなかった。洗剤もさっきスマホを洗うのに使い切った。どうしよう。これは困る。豆腐を切らずに、そのまま入れるか? 頭を抱えつつ、ふと腕に目をやると……。視線の先には、ピカピカ輝く清潔な「arrows Be3」。

豆腐 on スマホ

サクッ。

上手に切れました

まな板としては少し小さいですが、問題なくカットできました。手のひらの上で豆腐を切るの、怖いんですよね。スパッといっちゃいそうで。でもこれなら安心です。

上手に作れました

四角く切り分けた豆腐を入れて、ひと煮立ち。「arrows Be3」の上で切った豆腐入り、“arrows味噌汁”の完成です。おにぎりと一緒に、Ubergizmo Japan編集部員が最後までおいしくいただきました。

これだけ雑に扱ったにもかかわらず、「arrows Be3」はピンピンしています。素晴らしい耐久性。さすがにまな板代わりに使うのはオススメしませんが……。

とはいえこんな使い方ができるのも、「arrows Be3」が薄くて軽い、そして丈夫なおかげです。「頑丈×軽薄×高耐久」という言葉に嘘はありませんでした。携帯しやすい、でも壊れにくい。そんなスマホをお探しなら、ぜひ「arrows Be3」をチェックしてみてはいかがでしょうか。