ちょっと何を言ってるのかよくわからないと思いますが、Wi-Fiルーターにスマートスピーカーつけちゃいました。甘栗むいちゃいましたノリですが事実です。

Wi-Fiルーターですから、Wi-Fiの話から。メッシュネットワークに対応したGoogle Wifiは日本でも今年から発売されたばかりです。その後継となるNest Wifiは、同じくメッシュネットワーク「Expandable 802.11s mesh Wi-Fi」にも対応しています。

通常のIEEE 802.11 a/b/g/n/ac (2.4GHz/5GHz)に対応しているほか、AC2200 MU-MIMO Wi-Fiに対応し、4×4(5GHz)による高速化の恩恵も受けられます。Google Wifiと比較して約2倍の高速化を実現した模様。そのほか、スマートホーム対応の仕様として、IEEE 802.15.4にも対応し、BLE対応とともに多接続の安定性を高めています。また、WPA2が破られたことで注目されているセキュリティ機能ですが、WPA3にももちろん対応しています。

ちなみに、今回のメッシュネットワークについては、すべてが親機・子機として利用できるわけではなく、「Wifi router」と「Wifi point」に分かれています。だからなんだ、という感じですが、大きさも前者が110×90.4mm、後者が102.2mm×87.2mmと少し違っています。

そしてお待ちかね、なぜか搭載してしまったスマートスピーカー機能。まあ、Google Wifi時代からスマートスピーカーっぽい出で立ちだったので、対応したとしても不思議じゃありませんが、40mmドライバーのスピーカーとマイクを搭載しています。音声処理のための「ハイパフォーマンス機械学習ハードウェアエンジン」も搭載するなど、処理性能をしっかり高めています。

これによって実現したことが「ねえGoogle、部屋のWi-Fiを切って」「ネットのスループットを教えて」などという連携。誰が使うのかよくわかりませんが、例えば「子供部屋のWi-Fiを切って動画見ることを諦めさせる」といった使い方を想定している様子。まあ、アメリカと違って日本だと親の部屋のWi-Fiルーターとつながってしまう気もしますけど…。

お値段はrouterのみが、169ドル(約1万8000円)、routerとpointの2個セットが269ドル(約2万9000円)、pointが2個の3個セットが349ドル(約3万8000円)とのこと。カラバリは、青系の「Mist」とピンクとベージュの中間のような「Sand」、白の「Snow」の3色。米国で発売するのは11月4日。さて、日本での発売はいつになることやら。