Apple関連のニュースを追いかけている人であれば、同社が独自のスマートフォンモデムの開発に取り組んでいるという報道を聞いたことがあるかもしれません。これは決して小さな話ではなく、自社で開発できないAppleとっては課題となっています。そのため、Intelのモデムビジネスに目を向けているという話も当然です。

The Wall Street Journalの最新の記事によると、AppleはIntelのモデム事業を買収するための「事前協議」中であり、買収額は10億ドル(約1080億円)になる可能性があるとしています。この噂は今回が初めてではなく、6月にもAppleがIntelのモデム事業を買収しようとしていると報じられていました。

Intelがなぜモデム事業を手放そうとしているのか疑問に思うでしょう。説明すると、同社は5Gモデムを開発しており、当初Apple向けに供給する予定でしたが、AppleとQualcommが訴訟で和解したため、これまで調達できなかったQulacommから再びモデムを調達することができるようになり、開発を中断することになったのです。

Appleでは、Aシリーズという独自のチップセットを開発しており、できる限りコアパーツを自社でまかなおうとする傾向にあります。そのため、モデムもその流れに沿う可能性があることに特段驚きはありません。

この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。

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