ヘッドフォンにおけるノイズキャンセル技術は、オーバーイヤーとオンイヤーヘッドフォンで一般的になりました。しかし、どちらのヘッドフォンもかさばったデザインになってしまうのが難点でした。もし、ソニーがノイズキャンセリング機能を搭載した完全ワイヤレスイヤフォン「WF-1000XM3」を発表したと聞いたら、あなたも興味をもつかもしれません。
このイヤホンは、アップルのAirPodsのように、ケーブルがない完全ワイヤレスとして設計されています。しかも、AirPodsにはないノイズキャンセル機能が搭載されているのです。正確に言えば、このイヤホンはソニー初のワイヤレスイヤホンではありませんが、その時から比べて技術が圧倒的に進化したことは間違いない事実です。
WF-1000XM3は、QN1eという効果的にノイズキャンセルを実現する専用プロセッサーを採用しています。これは、ノイズキャンセリングヘッドフォンのWH-1000XM3に採用されたQN1というカスタムチップを完全ワイヤレス用に小型化・省電力化し、DACとアンプ機能を搭載。24bitで駆動します。さらに、左右どちらとも直接スマートフォンに接続できるようになりました。これまでの方式だと、片方のイヤフォンがスマートフォンと接続し、もう片方のイヤフォンにデータを送信するバケツリレーのような方式を採用していました。
バッテリー持ちに関しては、ノイズキャンセリング機能を有効にした状態で単体6時間で動作するとしています。もしオフにすれば8時間は持つようです。充電できるキャリングケースを使うと、3回まで追加で充電できるようです。WF-1000XM3の価格は230ドルとされており、今年の8月に発売される予定です。
この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。
原文はこちら