最近のスマートフォンは、私たちが望むようなバッテリー持続時間を必ずしも提供してくれるとは限りません。しかし、スマートフォンメーカーは急速充電を取り入れることで、より早く充電できるようになり、バッテリー不足を補うものになると期待しています。殆どの場合、今日の急速充電ソリューションは非常に高速ですが、さらに速くなるとしたらどうでしょうか…?

Samsungもそう思っているようで、同社は100Wの高速充電に対応したUSB-Cの電力制御チップを発表しました。システムLSIマーケティングを担当するサムスン電子シニアバイスプレジデントのBen K. Hur氏は、「よりスマートな機能とより大きなバッテリに加え、革新的な充電ソリューションにより、より多くのことがモバイル端末で可能になる。こうしたトレンドにより、急速充電と不正アクセス対策を同時に実現する電源アダプタの需要が高まっている」と述べました。

新しい電力制御チップは、高速充電をサポートするだけでなく、データを保護するシンメトリック暗号化アルゴリズムも提供します。また、安全な充電を実現する水分検知機能も搭載しています。今回、100Wの高速充電に対応したことで、スマートフォンだけでなく、タブレットやノートPC、モニタなど、より多くの電力を必要とする他のデバイスでも使用できます。

なお、サムスンは100W高速充電を発表した最初の企業ではありません。シャオミも以前に100Wの独自充電技術を発表しています。しかし、これだけのパワーとスピードによってスマートフォンのバッテリー寿命に影響がないのか不思議に思います。

この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。

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