ソニーは、激しいスマートフォン市場でにおいてトップレベルの競争に参戦することを難しいと感じています。プレミアムセグメントにおいては、AppleとSamsung、Huaweiという三強の戦いになっており、一方でその下の中価格帯においても、中国メーカーをはじめとして多くの強力な競争相手がいます。

ソニーは、その基盤を維持するために一生懸命努力してきましたが、うまく行かず、2020年までにスマートフォン事業の従業員数を50%削減する見込みです。日経の報道によれば、スマートフォン事業の売上高が減少している状況に合わせ、従業員の半分を削減する見込み。ソニーは、スマートフォンの市場シェアが過去数年間で大幅に低下しており、現在1%未満まで低下したと見られます。

そのため、2020年3月までに現在の4,000人から2,000人に削減することを決定したようです。これは、スマートフォン事業の固定費を削減するためであり、ヨーロッパと中国の事業所で早期自主退職を促す一方で、日本の従業員はカメラなどソニー内の他部門に移動する予定です。

また、東南アジアやその他市場にまで展開していたXperiaですが、主にヨーロッパと東アジアに集中する可能性もあります。同社のスマートフォン事業は、4月1日以降の2019年度まで、3年連続で営業損失を計上する見込みです。

事業の固定費の一部を削減することで出血を止めることを目指していますが、大切なことは固定費を削減してスリムになった組織で何を生み出すのか。実質的にスマートフォンメーカーで日本の最後の希望となったソニーが復活できるのか。残された時間はあまりないものの、期待せずにはいられません。

この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。

原文はこちら