映画やテレビ番組とは異なり、写真を拡大したら鮮明だった画像は当然荒くなり、魔法のようになめらかな写真に、とはなりません。Oppoは、その常識を理解しているので、カメラのズーム機能を改良することに決めました。それが、MWC 2019における「10倍のロスレスズーム」の発表であり、次期スマートフォンへの搭載をほのめかすことにつながったんです。

最初の発表に加えて、MWCでこのズームを実現するコンポーネントについて、いくつか説明を行いました。というのも、トリプルカメラモジュール構成で、48MPのメインカメラと、120度のウルトラワイドカメラ、そして望遠カメラを搭載するようです。つまり、一番の広角である120度のウルトラワイドカメラから16mm、そして望遠カメラの160mmという範囲でズームすることで、”事実上”の10倍ズームを実現しているわけです。

カメラはOIS(光学手ブレ補正)機能を搭載しているため、ユーザーがズームしたときの揺れを軽減し、最大で0.001445度の安定化精度を誇るようです。ちなみに、カメラモジュールの厚みはわずか6.76mmの厚さ。最近のスマホはその多くが7mm台、8mm台ですから、ディスプレイと組み合わせても、あまり全体の厚みに影響を及ぼさない、ということなんでしょう。

10倍ズームのカメラモジュールがいつ販売されるかは明確ではないが、同社は2019年第2四半期の発売を目指しています。

この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。

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