皆さんが今手元で使っているスマートフォンやパソコンは、いざ古くなったら皆さん捨てますよね?その電子機器には、リサイクルできるさまざまな「レアメタル」と呼ばれる金属が多く利用されています。

2020年の東京オリンピック・パラリンピックの組織委員会は、以前より「廃棄される電子機器からメダルを作る」と公表していました。そして実際に、自治体などから回収した約4万7,500トンの機器からメダルを作るようです。

ちなみにこの約4万7,500トンの電子廃棄物には、NTTドコモが国内各ドコモショップで回収した500万台以上の携帯電話が含まれています。さまざまな場所に設置されていた回収箱、見たことあるって人もいるんじゃないでしょうか?

作るメダルは金銀銅のすべて。実は、昨年6月の時点ですでに2,700 kgにもおよぶ銅の回収目標を達成しており、2018年10月までに金の回収目標である30.3 kgのうち93.7%を、銅が4,100 kgのうち85.4%を回収していました。金と銀の回収については、組織委員会が回収した機器重量を考慮すれば、目標達成に十分なガジェットがあるのではないでしょうか?

回収プログラムは3月31日まで継続されており、多くの人にとっての”ゴミ”である電子機器を、メダルへと変えられるはず。今年の夏にはオリパラのメダルデザインが発表予定と間近まで迫っている平和の祭典。見られるかもしれない楽しみとともに、自分のスマホが誰かの選手のメダルに変わる、そんな夢を託して回収箱まで足を運んでみては?

この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。

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