Appleはこれまで、自身で動画ストリーミングプラットフォームを伸ばしてきました。同社は自身のカタログに加えるために、映画や番組の放映権を買って回っていますが、Appleの規模・リソースにもかかわらず、あまりうまくはいっていない様子。それは、ストリーミングでは番組や映画などを売るのに比べて状況が変わっているからです。

こうした状況から、動画ストリーミングに精通したNetflixを買収することが、Appleの助けになるはずだと信じている人たちがいます。最近ではJP MorganのアナリストSamik Chatterjee氏が、AppleがNetflixを買収すれば競合を出し抜けるだろうと指摘しています。

同氏は、「われわれは、Netflixがオリジナルコンテンツ同様のエンゲージメントレベルにあるリードポジションにもっとも戦略的にフィットすると考えている。ただコンテンツを集積するものとの差異化にもつながる。この分野で最も成功したこの会社を買収するのは価値があり、市場にいるより小さなプレイヤーでは代用できないことだ」と言います。

AppleがNetflixを買収するべきという意見が出るのは、これが初めてではありません。去年にも複数のアナリストが同様のことを話しました。2016年にはAppleとディズニーの間にそうした関係ができるのではと話題になりましたが、その後の2社の動向を見る限りでは、それぞれの道を歩むことにしたようです。

この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。

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