AppleのiPhoneが良いという声は絶え間なく聞かれます。もちろん、依然として最も人気があるスマートフォンであることは間違いないでしょう。しかし、UBSの調査によれば、iPhoneの購入意向はiPhone 6s発表時と同じ最低水準になっていることがわかりました。

5カ国、6,900人の消費者インタビューによれば、新しいiPhoneを1年以内に購入したいと回答した人が18%にとどまり、昨年の21%から3%減少、過去5年で最低水準だったiPhone 6s発表直後の2015年10月とほぼ同じ結果となりました。そしてこれは、もう一つの巨大市場である中国でも同じで、昨年から6%低下した23%に購入意向がとどまっています。

UBSのアナリストであるTimothy Arcuri氏は、「iPhoneの購入サイクルに対する期待感は薄れており、2019年のiPhoneの販売推定値も販売数で2%減、1%の増収と見込んでいる」と語っています。UBSの調査は、Mixpanelの調査データと近い数字を示しており、難しい状況であることが伺えます。

もちろん、新しいiPhoneは非常に販売価格が高く、少なくとも収益面では利益を確保できるでしょう。しかしこの状況が続くようであれば、Appleにとってそこまで望ましくない状況であることも確かと言えます。

この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。

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