iPhone不調の裏で、Apple Music絶好調。加入者が5600万人まで拡大

iPhone XS / X Max / XRの不調ばかりが取り沙汰されているAppleですが、ストリーミングサービス「Apple Music」は好調なんです。他の音楽サービスと比べて遅くスタートした同サービスですが、かなり早く追いつくことに成功しています。今年のはじめに5000万加入、そしてFinancial Timesの報道によれば、およそ半年で5600万会員まで成長しています。

Appleが正確な数字を明らかにしていないため詳細は不明なものの、この増加率は何ら不思議なものではありません。加入者が急増している現状は、Appleがサービスに対して積極的な拡充を進めている姿勢が結果となってついてきているようです。

実際、あるビッグスリー(ユニバーサル・ミュージック、ソニー・ミュージックエンタテインメント、ワーナー・ミュージック・グループ)のシニアエグゼクティブは「Appleが3年前にサービスを始めた時、それは劣悪なものでした。Apple Musicは、とてもiTunesのような壮大な製品ではなかったからです。しかし、彼らは今や常に新しいアイデアで私達と取り組みを進めてきている」と話します。

米国の音楽市場における話ではありますが、Apple Musicは遥かに先行していたSpotifyをすでに追い抜いており、有料顧客への転換もSpotifyの2.5倍早く実現しているとのこと。日本でもその強さは実感できるところですが、LINE MUSICやAWA、Google Play Musicなどの他社の頑張りにも期待したいですね。

この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。

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